太陽星座と月星座はどっちが本当のワタシ?

西洋占星術でいう「太陽星座」と「月星座」。

自分が生まれたときに、太陽や月が何座の位置にいたかで決まるもの。

雑誌やテレビでよくある星占いは、ほとんど自分の太陽星座を当てはめる。

本質はどこでみる?

その後占いに興味を持ち始めてから長い間、太陽星座がその人の「本質」をみる要素と思い続けてたんだけど、ある日に月星座について書いている記事があってそこに「月星座はその人の本質」と書いてあり、どーゆーこと??って混乱が始まった。

まだまだ勉強の浅いワタシだけにそれぞれの根拠がわからず、ネットや文献でいろいろ調べるもどちらかに確定できるものはなかなかなくて、最近ではいろんな星読みの方のブログを読み漁ったんだけど、なんだかそれぞれの解釈があってしっくりくる回答にたどり着けなかった。

結局自分で残しているデータから照合して、ひとまず結論を出すことにしてみた。

本質の定義は?

「じゃあ、本質ってどんなことをさすの?」

  • 普段の自分
  • 素になるときの自分
  • 感情が高ぶったときの自分
  • 車を運転するときの自分
  • トラブルに巻き込まれた時の自分
  • お酒に酔ったときの自分

言い方はいろいろあるかもしれなくて、実は言葉ではどうにも表しにくいと思う。人はいろんな顔を持ち合わせててそれが環境やシチュエーションで変わるもの。たぶん、どれが本質なんて自分でも他人でも特定は難しいだろうと思う。

ただ、それでも「自分は実はこうなんだ」「あの人は実はこんな人だ」と特定することで理解が深まるので、そのためにあるのかなという私の主観です。

お酒に酔ったときの自分

で、この中から各人のどれを一番目にするかといえば、

「お酒に酔ったときの自分」

私がよく飲みに行くので、そのときの人間観察をしてみるとよく見えてくる気がする。

私自身もそうだけど、人は酔ったときにリラックスモードになって、いつもは抑制されている部分が徐々に出てくる。そのときの性格(性質)をその人の本質と定義してみる。

普段お酒を飲まない人には向かないので、あくまで飲む人限定です(笑)

太陽星座と月星座を対比してみる

西洋占星術には12星座を分類する方法があって、それぞれで当てはめてみる。

各分類を一気に見ると混乱するので、まずは2分類して3分類~4分類と順番に見ていくと判断しやすい。

2分類(男性、女性)

男性星座か女性星座かで分類する方法。男性的要素、女性的要素というニュアンスのほうがしっくりくると思う。

  • 男性的・・・積極的、攻撃的、ポジティブ、自己中心、単純明快など
    (牡羊座、双子座、獅子座、天秤座、射手座、水瓶座)
  • 女性的・・・控えめ、受動的、優しさ、依存心、気配り、コミュケーション力が高いなど
    (牡牛座、蟹座、乙女座、蠍座、山羊座、魚座)

たとえば、太陽星座が牡羊座で月星座が乙女座だとすると、酔うと声が大きくなって元気になる男性要素になるのか、なんだか柔和になり甘えた感じの女性要素になるのか…って感じ。

3分類(活動、不動、柔軟)

活動星座、不動星座、柔軟星座で分類する方法。それぞれ言葉の通りの行動が特徴になる。

  • 活動星座・・・活動的、考えるよりまず行動、単純
    (牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)
  • 不動星座・・・慎重、まずは考えてから行動、堅実、受動的
    (牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)
  • 柔軟星座・・・人や環境になじみやすい、優柔不断な面あり
    (双子座、乙女座、射手座、魚座)

酔うと凛として自分からそんなに話しかけない不動型か、人当たり良い柔軟型になるか…って感じ。

4分類(火、地、風、水)

火の星座、地の星座、風の星座、水の星座で分類する方法。それぞれの特性にちなんだ考え方や行動になる。

  • 火の星座・・・情熱的、活発、明るい、自己中心など
    (牡羊座、獅子座、水瓶座)
  • 地の星座・・・まじめ、慎重、現実的、おとなしい、頑固など
    (牡牛座、乙女座、山羊座)
  • 風の星座・・・人当たりが良い、話し上手、クール、飽きっぽいなど
    (双子座、天秤座、水瓶座)
  • 水の星座・・・情にもろい、母性的、順応しやすい、世話好きなど(蟹座、蠍座、魚座)

酔うと世話好きの優しい水タイプがでるのか、自己中心でよく笑う火タイプが出るのか…ってな感じ。

どんな見方になるのか

太陽星座が牡牛座で月星座が乙女座の人

2分類

太陽星座の牡牛座は女性星座なので女性的な要素がまず当てはまる。人当たりが柔和で優しい雰囲気。

対して月星座の乙女座も女性星座で、同質なので見分けはつかない。

3分類

太陽星座の牡牛座は不動星座、慎重派で自分からあまり動かず。

対して月星座の乙女座は柔軟星座、人当たりは良く順応性がある。

酔うと話しやすい雰囲気になるのは、柔軟星座が出てきたと判断できる。逆に寡黙なイメージに変わるのは不動星座が出てきたとなる。

4分類

太陽星座の牡牛座は地の星座、慎重で地味なイメージ。

対して月星座の乙女座も地の星座、ここも同質で見分けはつかない。

判断結果

この人の本質をみるとなると、普段のそのままのイメージが本質と捉えてもそう大きく外れないと見てとれる。普段と本質のギャップが少ない人といえる。

太陽星座の牡牛座、月星座の乙女座で見分けるには、 牡牛座だと融通の利かない感じ、乙女座が強いと潔癖症な要素が出てくるので、そのあたりで判断する。

普段はまじめで自分の意見を持って融通の利かない感じの人なら、そこは太陽星座の牡牛座が出てて

酔うと饒舌になって「あなたのこういう所がダメなのよ!ここをこうしなさい」とダメ出ししだすと、本質は月星座の乙女座だろうなと判断できる。

まとめ

上記のような例だと、本人が認識する本質と、周りが思う本質にギャップはあまりないが、酔うと人が変わるような場合には、2分類から異なることが多い。

ただ、その場合は本人が自覚していないことがままあるので、酔ったときに人が変わった場合は

「ああ、この人は普段人が良さそうだけど、実はこんな一面があるんだなあ」

として、本人に言わずに見る目を少し変えるにとどめておくのがいいのかもしれません。

そして、私の経験上では、酔ったときに出るのは月星座のほうが多いと感じています。ただ、それが本質なのかどうかは断定できません……